「SNSはやってるのに売上につながらない」を変える——手帳ブランドが商品説明をやめて、1年で1万フォロワーと“ファン”を作るまで
「SNSはやっているけれど、売上につながっている実感がない」。ある手帳ブランド様も、最初は同じ悩みを抱えていました。私たちがやったことを一言でいえば、商品説明をやめたこと。TikTokの見せ方を「商品を見せる」から「使っている人を見せる」に切り替えた結果、1年で1万フォロワー・累計約14万いいね、そして狙っていた商品以外の認知・購買への波及が生まれました。この記事では、その考え方と手順をそのまま公開します。
■ うまくいかないSNSには、共通の「型」がある
商品のこだわり、機能、価格——良いことを全部伝えようとする投稿。実は、これが一番スルーされます。理由はシンプルで、見る側にとってそれは「広告」だからです。TikTokのユーザーは、広告の顔をした瞬間に指を止めてくれません。文具や手帳のような「使ってみないと良さがわからない」商品ほど、スペックの説明では魅力が伝わらない。ここが出発点でした。
■ ご相談のきっかけ
手帳ブランド様からのご相談は「認知を広げて、オンライン販売にもつなげたい」。特に、ルーズリーフをもっと知ってもらいたいというテーマがありました。商品は良い。でも、その良さが“まだ使ったことのない人”に届く場所がない——多くのメーカー様と同じ状態です。
■ 転換:「商品を見せる」のをやめて、「使っている人」を見せる
人が財布を開くのは、機能に納得したときではなく、「この人みたいに使ってみたい」と感じたときです。そこで、発信の主役を商品から“使い手”に変えました。
・ルーズリーフの書き方アイデアなど、思わず真似したくなる「活用法」
・きれいな商品写真ではなく、実際に書いている手元や暮らしのワンシーン
・企業の投稿というより、文具好きの投稿(UGC)に見える自然なトーン
売り込みの気配を消して、まず「このアカウント好き」を作る。購入はその後ろに置く設計です。
■ 出して終わりにしない。「保存」を見て当たりを育てる
手帳・文具は、「あとで真似したい」「買う候補にしたい」で保存されるジャンルです。だから再生数やいいねだけでなく、保存・プロフィール遷移・コメントの質——「その先の行動」につながった動画はどれかを毎回見て、当たった型に投稿を寄せていきました。TikTokは1本目から当たるメディアではなく、当たりを見つけて育てるメディアです。
■ 結果と、数字の本当の意味
・1年の運用で1万フォロワー
・累計約14万いいね
・狙っていたルーズリーフだけでなく、他の商品の認知・購買にも波及
ただ、一番の成果はフォロワーの数ではありません。「このブランド、好き」と思ってくれる人=ファンができたことです。ファンがいるアカウントは、新商品を出すたびに最初の読者がいる状態から始められる。広告費を毎回積まなくても届く“資産”になります。
■ 自社でやってみたい方へ:3つのチェックリスト
①投稿が「商品説明」になっていないか(説明はプロフィールと概要欄の仕事)
②主役が商品ではなく「使っている場面・使っている人」になっているか
③いいねより「保存」を見ているか(保存は“買う候補”のサイン)
この3つを変えるだけでも、反応は変わります。
■ 最後に
「SNSはやっているけれど売上につながらない」のは、商品のせいではなく、見せ方の順番の問題であることがほとんどです。Km株式会社は、名古屋を拠点にTikTok運用・ショート動画広告を手がける制作会社です。メーカー様・ブランド様・EC事業者様の商品を、ファンがつく形の発信に整えます。オンラインで全国対応、相談は無料です。